TOP > お知らせ > 米国に視察団を派遣しました。

米国に視察団を派遣しました。

2025年7月18日

 国際感染症センター(DCC)国際感染症危機管理対応推進センター(GIC)は、2025年6月2~6日に米国の臨床感染症ネットワーク体制の調査、ならびに日米の臨床感染症ネットワークの連携強化をおこなうことを目的に、DCCセンター長の大曲貴夫、DCC GIC運営室長の松澤幸正、企画調整部政策課調整室長の日尾野宏美の3名を米国に派遣しました。

 視察先の一つであるネブラスカ大学医療センター(UNMC)は、2022年に日本でのエムポックス感染拡大への備えのためNCGMから4名の医師を派遣したことをきっかけに、相互の情報共有、専門家育成のための人材交流などの提携を含む協定書を締結しました。本視察では、JIHS設立に伴うNETECとの更なる連携強化のため、NETECの2つの中核病院であるエモリ―大学病院、ニューヨークヘルスベルビュー病院とも新たに協定書の策定を進めています。

 各病院の視察を通じて、ネットワークを活用した臨床研究の実施や、感染症危機時に即応可能な臨床研究体制の整備など、日本における臨床研究体制の強化に向けた有益な情報を得ることができました。また、NETECが取り組んでいる国内外のパートナー機関への知見や経験の共有のためのワークショップや、国際搬送に係る訓練の知見を得られました。DCC/GICは、引き続き、臨床感染症国際ネットワークの拡大や、国際連携強化に努めてまいります。