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タイ王国・チュラロンコン大学病院がJIHSを視察されました

2025年8月26日

 6⽉12⽇(⽊)、タイ王国のチュラロンコン⼤学⼩児感染症・ワクチンセンター(Center of Excellence for Pediatric Infectious Diseases and Vaccines, Chulalongkorn University)の准教授をはじめ⼩児科医師、看護師、教育担当、そして、HIVカウンセラーなど7名が、東京で 開催された第10回アジア太平洋エイズ重感染症会議(Asia Pacific AIDS Co-Infections Conference 2025)参加に合わせて、JIHSを訪問しました。国際感染症危機管理対応推進センター運営室⻑の松澤幸正より弊センターの国際連携などの取組みについて、そしてAMR臨床リファレンスセンターの松永展明室⻑より⽇本での薬剤耐性(Antimicrobial Resistance: AMR)に対するAMR臨床リファレンスセンターの役割や業務、⽇本全国を対象にしたAMRサーベイランス⽅法と管理について発表がありました。 トラベルクリニック視察では、国際感染症センターの⼭元佳医師がワクチン接種の状況やワクチンの管理⽅法、渡航者の健康サポートについて説明し、両国の肺炎球菌ワクチンのルーチンワクチン導⼊についての意⾒交換が⾏われました。
 エイズ治療・研究開発センター(ACC)では、臨床研究開発部⻑の照屋勝治医師がACC外来における診察の流れを説明しながら、診察情報の管理⽅法、カウンセリングルーム、服薬指導室、吸引室などを紹介しました。 訪問者からは患者との接し⽅やプライバシーへの配慮の⽅法がとても参考になったとの感想をいただきました。
 また、タイではAMR分野をさらに強化する必要があるため、今後、AMRリファレンスセンターと連携していきたい意向が⽰されました。弊センターでは海外の機関とパートナーシップを築き橋渡しをしながら、世界の健康安全保障に貢献して参ります。