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JIHSからイタリアへ視察チームを派遣

2026年3月31日

国際感染症センター(DCC)の国際感染症危機管理対応推進センター(GIC)は、2025年11月23日から26日にかけて、臨床施設を有する感染症研究機関との連携強化を目的に、イタリアへ視察団を派遣しました。派遣メンバーは、DCCの氏家 無限、秋山 裕太郎、山内 美奈、国立感染症研究所(NIID)の神垣 太郎、鈴木 忠樹の計5名です。

視察先は、ラザロ・スパランツァーニ国立感染症研究所(INMI:Istituto Nazionale per le Malattie Infettive)で、感染症分野に特化した公的研究機関です。同研究所は、基礎研究や疫学研究に加え、約300床の臨床施設を備え、感染症に関する検査・診断、治療、予防の機能を担っています。

今回の視察では、イタリア空軍と連携した高度感染症患者の国際搬送体制や、同国内で唯一の BSL-4 病床を有する高度隔離施設において、治療と病原体検査を近接して運用する体制等を確認しました。

これらの取り組みは、NCGMとNIIDの機能統合を進める中で、JIHS が目指すべき姿の一例として、極めて示唆に富むものであると感じられました。また、人材育成や疫学分野においても今後の協力について協議しました。

INMIの敷地には、イタリア近代建築の美学を感じさせる黄色い壁の歴史ある建物と、複数の高度隔離患者を同じ施設内で治療できる最新の隔離病棟が共存しており、その対比が印象的でした。

今後もDCC/GICとして、臨床感染症の国際ネットワークの拡大と国際連携の強化に努めてまいります。

20260331